賃貸住宅は、子供が生まれた時や成長して独立した時などに生じる家族構成の変化、生活スタイルの変化に応じて気軽に移り住み替えられることがメリットとしてあります。部屋が狭い、部屋数が足りない、部屋が余ってきた、大きすぎるなどその時々で、また新しいアパートに住み替えればよいのです。
若いときは比較的低家賃、ゆとりが出てきたら高家賃の住宅にと収入に応じて住み替えが出来ます。住宅に多少の不満があっても住み替えればいいので気軽です。でも部屋の模様替えなどは自由に変えられません。その住まいの仕様に拘束されます。また改めて賃貸家賃について考えてみると、ローンと同じくらいの家賃を払っていても、何年経過しても何時までたっても「借り物」は「借り物」のまま、自分のものにならないことに気づきます。
持ち家はまず建てる時、家族の好み、希望、ライフスタイル、将来の生活を考え、納得のいくまで自分たちの思い通りの設計ができます。途中で増築、改築の必要が生じたとき誰にも何にも拘されることなく思うままに出来ます。何よりも自分の持ち物なのでの愛着が湧き大切にすることでしょう。アパートなどの「借り物」とは異なり、資産としての価値が有るということが何よりの大きなメリットでしょう。
持ち家と賃貸住宅。どちらを選ぶかはそれぞれの価値観をどこに持っていくかにより違ってきます。
注文住宅は自分の合わせた住まいです。建売住宅は住まいを自分に合わせるということです。
注文住宅は外観・間取り・デザイン・建築工法など希望通りに出来ます。自分にあった住まいを作ることが出来る。注文してから建てるまで手抜き工事がないかなど自分の目で確認できるので安心できます。途中で仕様の変更も可能です。ただし、自分の希望のものが出来る反面、コスト面が高くなったり、度重なる打ち合わせや手続きがで面倒に感じる人もいます。何より、建売住宅と違い、住宅を作り上げるまでの時間がかかります。
一方、建売住宅は全て出来上がり整っているのですぐに住むことが出来ます。設備・日当たり・通気性なども現地にて実感でき、また価格が決まっているので予算に合わせて購入できることも大きなポイントです。建売住宅のデメリットとしては、間取りなど思い通りな物件が手に入らないことや、内装・設備など変更しにくいこと、変更となると割高になることなどが挙げられるでしょう。
建売住宅も注文住宅も互いに一長一短があり、予算や時期、こだわりに応じて家族皆さんで検討することが大切だと考えます。